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歯科健診と歯科検診、歯のクリーニング
昔に比べると歯科医院に通っている人は多くなりましたが
「痛くなってから」の人もまだまだいます。
海外は「健康を守るために通う」人が多いため
痛くなくても自分の歯のために、健康のために通う人の
受診率が高いと思われます。
寿命が伸び、より健康を意識することが増えてきた今だからこそ
歯科医院に自分の歯を守り健康のために通院する必要性が
益々高まってきていると言えます!
健康増進法に基づく歯周疾患検診が実施されており、多くの市区町村で受診が可能となっています。
歯科検診は、歯医者さんで行うむし歯や歯周病などの早期発見や治療を目的とした検査です。一方、歯科健診は、行政や学校で実施される、歯の健康状態をチェックする検査で、主に予防を目的としています。
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- 目的:むし歯や歯周病などの病気の早期発見・早期治療
- 対象:個人
- 内容:口腔内のチェック、レントゲン撮影、クリーニングなど
- 頻度:半年に一度、または3ヶ月〜半年おきに受けるのが推奨
- 目的:むし歯や歯周病などの病気の早期発見・早期治療
- メリット:早期発見、早期治療により、歯を長く健康に保つことができる
- 目的:歯の健康状態の確認、予防
- 対象:特定の集団(学校の生徒、企業従業員など)
- 内容:口腔内のチェック、簡単な検査
- 頻度:年に一度など、実施状況によって異なる
- メリット:歯の健康状態を把握し、予防対策を講じる
さらに当医院では
定期検診という括りではなく
定期管理と位置付けていて、患者さん個人個人、その人に合わせた検診のタイミングがあり
一様に何ヶ月ごとの来てもらうのではなく、虫歯や歯周病にリスクがある患者さんは
毎月や2ヶ月ごとに来ていただいたり、20歳や学生さんでリスクが少なければ半年に1回の
来院を説明したりします。リスクのこともありますが、あとは生活習慣や学校・仕事の関係を考慮して
来院間隔を判断するように努めています。
歯科検診・歯科健診とクリーニング(PMTCやスケーリングなど)は、
予防歯科の要であり、「治療のために通う」から「健康を守るために通う」
未来型の歯科医療への転換に不可欠な要素です。
🦷 歯科健診の重要性
✅ 目的:早期発見・早期対応
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むし歯や歯周病、噛み合わせ、粘膜異常などを定期的にチェック
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「症状が出る前」に気づける → 治療費・時間を大幅に抑えられる
✅ 全身の健康に直結
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歯周病は「糖尿病・心疾患・認知症」との関連が強く、口腔内が体全体の健康に影響
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高齢期の「誤嚥性肺炎予防」「栄養状態の改善」にも重要
🧼 歯科クリーニング(PMTC/スケーリング)の重要性
✅ 目的:セルフケアでは落としきれない汚れを除去
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歯石、バイオフィルム(細菌の膜)を専門器具で除去
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虫歯・歯周病のリスクを大幅に軽減
✅ モチベーションUP
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着色除去、歯のツヤ感UP → 見た目の清潔感と爽快感
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「気持ちいいからまた来たい」という来院動機に
最後に歯のクリーニングについて
クリーニングはそもそも、汚れをとっているだけではありません。
食べかすよりもプラーク(歯垢)と言われるバイキンを取り除くことをしています。
プラークは細菌の塊です。虫歯の菌・歯周病の菌が
プラーク1gあたりに1000億個の細菌がいると言われ
糞便1g中の細菌と同程度と言われています。😵
プラークは食後数時間で形成され始め、約8時間で完成すると言われています。
その後24時間で歯ブラシで取れないほどの硬さになり、数日かけて歯石へと変化していきます。
どうしても自分の歯ブラシでは取りきれないプラークが残るため
それを取り除くために、歯科医院での
プロフェッショナルなクリーニングが必要です。
歯科医院で定期管理型のクリーニングを受け
自宅でのセルフケアの仕方や、一人ひとりのその時にあった
セルフケアグッズの説明が、かかりつけ歯科医院で聞くことができます。
歯ブラシだけでなく歯磨き粉、洗口剤、マウスピースの手入れ方法
入れ歯の手入れ方法、グッズ、噛むことに必要なガムや
全身の健康を視野に入れた栄養のことや、サプリメント、乳酸菌など
日々新たな歯の予防であったり、健康についての知識、セルフケアグッズの
正確な情報を歯科医院で聞けるのは、かかりつけで通っている
患者さんの特典です。
歯科検診、歯科健診を利用しながら
定期管理された歯科クリーニングをかかりつけ歯科で
継続的に受診することが
人生100年時代を健康に生きるための秘訣になると思われます
歯科医院への検診のご連絡、お待ちしています!