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訪問歯科・往診歯科とは?

【訪問歯科】知っていますか?
簡単に言うと
自立して歯科医院に通うことが困難な方の
お家や入居している施設などに
歯科医師や歯科衛生士などが
出かけていき(訪問し)、歯科治療行為を行うことを言います
ポイントは
一時的な骨折や、動きにくいと言うことだけでなく
【介護認定】を受け、介護保険がある場合に
訪問して行うことができる歯科治療になります
細かくは他にもあり
障害がある方の場合や、訪問ができる範囲(距離)など
まず一般的に介護認定が必要であることが重要です
そして歯科治療が必要な場合は
かかりつけの歯科に相談するか
介護認定があるとケアマネージャーさんがいるはずですので
そちらに相談するとスムーズに話が進みます。
ご本人だけでなくご家族も
口の中のトラブルをどこに相談したらいいかわからなかったり
そもそも歯科が訪問、往診してくれることを
知らない方たちもまだまだいるようです。
「訪問歯科」を知っているかどうかの質問に対し
42.3%が全く知らない
という調査結果もあります。

題にもある

訪問歯科と往診歯科は、似たような概念ですが、いくつかの違いがあります。

【 訪問歯科】
定義: 歯科医師や歯科衛生士が患者さんの自宅や介護施設に訪問して、歯科治療や口腔ケアを提供するサービスです。
主な対象: 通院が難しい高齢者や障がいがある方を主な対象としています。
提供されるサービス: 虫歯の治療、入れ歯の調整、口腔ケア指導など、比較的軽い治療から予防的ケアまで幅広く行われます。

【 往診歯科】
定義: 歯科医師が患者のもとに出向いて診療を行うことを指しますが、訪問歯科のように幅広いサービスを提供するわけではなく、主に急性の症状に対応することが多い
主な対象: 体調を崩したり、急な痛みがある患者など、その場での診療が必要なケースに対応します。
提供されるサービス: 主に急性の治療(例: 虫歯の急な痛みや外傷など)や、入れ歯の調整、応急処置など。

要するに、訪問歯科は主に予防的または定期的なケアを行うことが多いのに対し、

往診歯科は急性の症状に対して対応することが多いという違いがあります。
このような定義にはなりますが、
昔は往診と呼び
現在は訪問と呼ぶ形になり
治療だけでなく予防も範囲になったということです。
当院は先代はもちろん祖父も
往診(訪問)して患者さんの治療を行っていました。
その当時のカバンを私も引き継ぎ使いましたが
現在は壊れてしまい、記録の一つとして保管しています

 

訪問歯科では、以下のような治療やケアが行われることがあります

・口腔内の検査
・歯石除去やクリーニング、口腔ケア
・虫歯の治療、抜歯
・入れ歯の調整や作成
・口腔ケア、義歯ケアなどの指導

 

訪問歯科を受ける際に必要な書類は
地域や提供するサービスによって異なる場合がありますが
一般的には以下のような書類や情報が必要となることがあります。

1. 保険証: 健康保険に加入している場合は、保険証を用意する必要があります。

2.介護保険の情報: 介護保険を利用している場合は、その情報が必要になります。
3.診療情報提供書: かかりつけの歯科医院や医師からの診療情報提供書が求められることがあります。
4. 病歴・健康状態に関する情報: 医療スタッフが適切な治療を行うために、くわしい病歴や現在の健康状態についての情報を求められることがあります。
5.同意書: 訪問歯科サービスの提供に関する同意書が必要な場合があります。これは患者やその家族が訪問治療に同意するためのものです。

まずは相談してください。

 

高齢の方の場合

痛みがあっても訴えることが少なかったり

口腔内に口内炎があったり

口の中の乾燥で

食事量が減ってしまったり

 

もしかしたらしっかり噛めていないのか

歯にトラブルがあるのか

口ではなく飲み込みに問題があるのか

 

様々な問題が隠れている可能性があるため

心配なことや少しおかしいなと思った際には

かかりつけの歯科かケアマネージャさん

訪問の看護師さんなど

お近くの人にまずはご相談ください

 

少しでも訪問歯科の認知が広まるように

取材を受けたりブログを書いたり

今後は情報発信できればと思っています。

 

1人で抱え込んでもわからないことが多いので

わかりそうな身近な人に

まずは相談することをお勧めします

 

 

#川田デンタルクリニック

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