SLEEP-APNEA-SYNDROME いびき・睡眠時無呼吸症候群

睡眠不足を引き起こす「いびき・睡眠時無呼吸症候群」
睡眠中に、ひどいいびきをかいている、呼吸が止まっているなど、ご家族や周りの人に指摘されたことはありませんか?
それは、もしかすると「睡眠時無呼吸症候群」かもしれません。睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に呼吸が10秒以上停止したり、呼吸が弱くなった状態が何回も起こったりすることをいいます。睡眠時無呼吸症候群にかかっていると、日中に眠気に襲われることが多くなって仕事や家事に影響しますし、車や機械の運転をする人には大きなリスクになります。また、睡眠が不十分だと、心臓や呼吸器に悪影響が出やすく、高血圧にもなります。そのため、兆候に気付いたら早めに治療を考えましょう。
睡眠時無呼吸症候群の原因

上気道(鼻からのどにかけての空気の通り道)が狭いと睡眠時無呼吸症候群にかかりやすいことが分かっています。上気道が狭くなる原因には、首やのどの周辺に脂肪が多いことや、下あごが小さいことなどがあります。他にも舌や扁桃腺が大きいことも問題です。
子どものいびき・睡眠時無呼吸症候群について
お子さんのいびき、気になりませんか?
- 寝ている間いびきをかいている
- 睡眠が浅く、昼間眠そうにしていることが多い
- 寝ている間の呼吸が苦しそう
- 呼吸する際にヒューヒューという音が鳴る
- 常に口が空いている・口呼吸である
- 寝起きがとても悪い
- 日中の集中力が続かず、イライラしやすい
- 日中、常に落ち着きがない
実は睡眠時無呼吸症候群は、子どもにも1〜4%程度いると言われています!
気になる方は一度当クリニックにお越しください。
子どもの睡眠時無呼吸症候群の原因と影響

子どもの場合は、扁桃が肥大して空気の通り道を狭くしている場合か、顎が小さい場合がほとんどです。つまり、生まれつきの原因であることも少なくないのです。いびきによって日中の生活に影響が出てしまうため、学校の成績に影響を与えることもあると言われています。睡眠を改善すると、これらの悪循環が無くなるため、体調が良くなったり、心が落ち着いたり、身長が伸びたりするなど沢山のメリットがあるのです。
子どもの睡眠を改善するには

お子さんが睡眠時無呼吸症候群にかかっている場合、原因としてはあごが小さいことが考えられます。成長期であればあごを適切に広げて睡眠時無呼吸症候群を改善することは可能です。お子さんのいびきが気になった場合は、まずは早めにご相談ください。
子どものいびき治療の料金表
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子どものいびき装置110,000円
※ 表示価格はすべて税込み価格です。
マウスピースでの治療

睡眠時無呼吸症候群には様々な治療方法がありますが、その中でも体への負担が軽く、かつ手軽に行えるのが歯科でのマウスピースを使用した治療法です。当クリニックでは、下顎(あご)を前方に突き出した状態で、上下のあごを固定する「スリープスプリント」というマウスピースを用いた治療を行います。マウスピースを睡眠時に装着する方法で、舌やあごを適切な位置に固定させる効果があります。気道が確保しやすくなるので、いびきや無呼吸の改善に効果的です。ただし、重症である場合は効果が出にくいこともあります。そのため、まずご相談いただいて状態をしっかり確認することが重要です。
ソムノデント(SomnoMed)
就寝時に装着することで気道を確保することに役立ちます。それぞれの患者さんに合わせてオーダーメイドする装置で、構造は非常にシンプルです。上下一体型の装置とは異なり、口の開閉が容易なのでつけたまま水を飲んだり会話したりできます。そのため少ないストレスで使用可能です。
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ソムノデント(上下分離型)165,000円
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調整料5,500円
大人のいびき、睡眠時無呼吸の装置は保険で作成可能な場合があります
※ 表示価格はすべて税込み価格です。
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メリット
- 下あごの位置調整が可能なので、あごの関節に負担をかけにくい
- 装着時のストレスが少なく、長期間使用することにも向いている
- 装置が小さい上に軽量なので、旅行などに行くとき持ち運びしやすい
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デメリット
- 保険適用外のため、治療費が高額になることがある
- 慣れるまでは、あごや口周辺の筋肉に違和感をおぼえる人もいる

提携先の耳鼻咽喉科とともに安心できる治療を目指します
無呼吸症候群やいびきの治療は、患者さんのお話にしっかり耳を傾け、状態をていねいに確認することが欠かせません。そのため歯科医院だけでは進めにくい部分もあるので、上野毛にある耳鼻咽喉科と連携して診療を提供しています。無呼吸症候群の治療なら、安心して当クリニックにご相談ください。
よくある質問
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Q
いびきをかいていると必ず睡眠時無呼吸症候群ですか?
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いびきがあるからといって必ずしも睡眠時無呼吸症候群とは限りませんが、「呼吸が止まる」「日中に強い眠気がある」などの症状がある場合は、睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。早めの検査・相談が大切です。
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Q
子どもでも睡眠時無呼吸症候群になりますか?
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はい。子どもの1〜4%が睡眠時無呼吸症候群にかかっていると言われており、扁桃腺の肥大や顎の小ささが主な原因です。
いびきや集中力の欠如、日中の眠気などが見られる場合は、一度ご相談ください。
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Q
マウスピース治療はどんな人に向いていますか?
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軽度〜中等度の睡眠時無呼吸症候群の方に効果が期待できます。
特に、手術やCPAP(持続陽圧呼吸療法)に抵抗のある方や、旅行などで簡易に対処したい方にも適しています。ただし、重度の方は効果が限定的な場合があります。
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Q
子どものいびきにマウスピース治療は使えますか?
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はい。小児矯正の一環として、あごを広げる装置(いびき装置)を使うことで、気道を確保しやすくなり、いびきや無呼吸の改善が期待できます。
成長期だからこそ、早期治療が効果的です。
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Q
治療は歯科だけで完結しますか?
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睡眠時無呼吸症候群の治療には、耳鼻咽喉科の診断やサポートが必要になる場合があります。
当クリニックでは、上野毛の耳鼻咽喉科と連携し、より安心・的確な治療を提供しています。